2016年2月3日水曜日

鉄人と関羽に出会える商店街 2016/1/20




鉄人28号はJR新長田駅南側、若松公園内立っておりその場に行けば、鉄人28号の迫力が見る事が出来ます。今や長田のシンボルとなった鉄人28号ですが、長田の商店街を歩くと目につくのが三国志の登場人物。そこで今回は鉄人28号と新長田の三国志について書いていこうと思います。





なぜ新長田と「鉄人28号」・「三国志」?

まず長田商店街と「鉄人28号」・「三国志」なのでしょうか。「鉄人28号」・「三国志(以降"横山三国志"と呼ぶ)」は漫画家横山光輝の作品です。その横山さんが生まれ育ったのが神戸。それにちなんで新長田地区の街おこしのテーマとして、「鉄人28号」と「横山三国志」が取り上げられたようです。

「鉄人28号」は、少年探偵・正太郎と太平洋戦争末期に開発された巨大ロボット・鉄人28号の平和を守るための戦いの物語です。『少年』19567月号〜1966年に連載され手塚治虫の「鉄腕アトム」と人気を二分する大ヒット、テレビアニメ化もされました。

1971年から連載を始めた「横山三国志」は、大河歴史漫画であり15年間60冊に及ぶライフワークとなりました。 


JR新長田駅南側に立っている鉄人28

新長田と鉄人28

まず初めに鉄人28号について話していきます。前にも述べたとおり、鉄人28号の作者である横山さんはここ、神戸出身です。数多くの名作を生み出された彼の偉業をたたえて、出身地である神戸にモニュメントや記念館を設立するというプロジェクト「KOBE鉄人PROJECT」が2006年に始まりました。

このプロジェクトは、子どもたちを含めた市民及び地域の企業や団体に対して、アニメ文化の振興と地位向上のための事業、アニメ文化を通じた多世代の交流や子どもの健全育成に関する事業、及びロボット産業やアニメーション産業の振興に関する事業を行い、地域全体の総合的なまちづくりと経済活動の活性化に寄与することを目的としています。

この鉄人28号以外にも、この鉄人広場では、アニメや漫画のサブカルチャーのイベントなど多様なイベントが新長田では開かれたりしています。


新長田と三国志



 鉄人28号を南に下り商店街を通ると大正筋が見えます。


関羽の銅像
 そこを更に南に歩いていくと三国志の武将、関羽の銅像が立っています。

関羽は、蜀漢(しょくかん)の創始者である劉備(りゅうび)に仕え、その人並み外れた武勇や義理を重んじた彼は今も多くの人から称賛される人物です。



関羽の銅像からさらに南に降りたところに、KOBE三国志ガーデンというイベント会場がありました。KOBE三国志ガーデンは、三国志演義をテーマとした「三国志ジオラマ館」「三国志交流館」「三国志庭園」の3施設から構成された五感で楽しめる複合型の神戸のミュージアムなのだそうです。ですが、取材に行った日がイベントの日ではなく、施設が開かれていませんでしたが、常設展示である三国志ギャラリーは見に行くことができました。三国志の世界や、横山光輝作品の数々が展示されていました。



KOBE三国志ガーデンメインゲート


KOBE三国志ギャラリー


今回、鉄人28号や三国志などテレビや小説、漫画の世界長田の町で楽しめます。長田の町をぶらりと散策するのも楽しいと、この取材を通して感じることができました。


<参考資料>


三国志演義ミュージアム神戸三国志ガーデンとは? http://www.3594garden.com/garden2.html


KOBE鉄人PROJECT鉄人28号&横山光輝三国志

http://www.kobe-tetsujin.com/


取材:平良賢一