2016年2月21日日曜日

ループバスでめぐる神戸の街(後編) 2016/1/17




ループバスで巡る神戸の街、ということで今回は神戸を走る観光バスに乗ってきました!ここでは大きく3つのバス停周辺についてご紹介します。前編の八杉君の記事も読んでいただければと思います!




ハーバーランド(モザイク前)


 ハーバーランドのバス停にはumieやモザイクといった大型施設以外にもたくさんの観光スポットがありました。

 まずはこの八杉君3.5人分の大きなキリンのオブジェ!

 足元には「カルメニ・キリン伝説-このキリンの下で待ち合わせると不思議と恋がかなうらしい-」と彫られていて、なんとキューピットのキリンさんでした!

 皆さんハチ公前ならぬキリン前で好きな人と待ち合わせしてみてはいかがでしょうか?




 キリンから少し歩くと、今度はあの伝説のロックスター、エルビス・プレスリーがたっていました!

 なぜ神戸にプレスリーが?実はこの銅像は昭和62年に小泉純一郎元首相や多くのファンの寄贈で東京の原宿にお店に設置されていました。しかし、店の閉店とともに撤去され、ジャズ発祥の地である神戸に移転されたそうです。

 プレスリーの銅像はなんと世界に3つだけ!訪れる価値ありの隠れスポットでした。





 プレスリーから歩くと次は大観覧車が目印のアンパンマンミュージアムがあります。中にはアンパンマングッズのショップやジャムおじさんのパン工場があり、大人も子供も楽しめるようになっています。パン工場にはたくさんのかわいいキャラクターパンが並んでいて、本物のアンパンマンも食べられます!



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旧居留地(市立博物館)






 ハーバーランドの次は旧居留地のバス停で降車、博物館近くの警備員さんに道を尋ねながら東遊園地へ向かいました。去年の12月にはルミナリエが催されていましたが、フィールドワーク当日は阪神淡路大震災が起こった117日で、広場には追悼式に参加するたくさんの人がいました。



 切りそろえた竹にロウソクの火を灯したり、黄色い花型の紙に追悼のメッセージを書いたり、県庁の前では当時の震災経験者の方がマイクを手に体験を語っていました。

 今でこそオシャレな街、観光地として有名な神戸ですが、人々の心にはまだ深く傷が残されている。復興しても震災の怖さは絶対に忘れてはいけないと思いました。


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北野工房のまち(トアロード)




 次に訪れたのは北野工房のまちです。トアロード沿いにあります。

 なかなか行く機会がないのですが、とってもおもしろいところでした!まず写真をよく見てもらえれば分かるかと思いますが、この北野工房のまちは小学校の校舎を改装して造られた建物なのです!中に入ると木の床の廊下を挟んで教室にたくさんのお店が並んでいて、なんとも不思議な暖かい空間でした。神戸の有名スイーツのお店やカフェなどが多く入っています。



 この北野工房のまちのおすすめポイントはたくさんの体験ができることです!スイーツ、アロマキャンドル、食品サンプルなどなど、自分で実際に作ることができるのです!北野工房のまちを訪れた記念に自分だけのオリジナル作品が作れると、とってもいい思い出になりますね!



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おわりに


 神戸には本当にたくさんの観光地があるので一日中巡るにはループバスで移動するのがとても便利でした。特に山の手は坂道も多く、ふだんはあまり行かない場所もあって新しい発見ができました。

 神戸はまだまだ奥が深いです。これからも繁華街だけでなくいろんな場所に足をのばして、神戸の街を紹介していきたいと思います!

「シティー・ループ 走る異人館」


初めて神戸の街を走ったのは平成2年4月7日。25年間走り続けている歴史ある循環バス。車体は神戸の街並みによく似合うグリーンを基調に「異人館」をイメージしたレトロなデザイン。



神戸交通振興株式会社HPより(2016年1月18日)




取材:長手優子