関西と九州を結ぶ、ちょっと豪華な船
神戸市東灘区の六甲アイランド港に位置する“阪九フェリー”は阪神地区と北九州を運航するフェリー会社です。本社は福岡県北九州市にあり、航路区間は新門司から神戸と、新門司から泉大津です。
フェリーは旅客や乗用車、貨物車を一緒に運ぶことが出来る定期船です。私は今まで一度もフェリーに乗ったことがなく、便利で船内にシンプルな部屋があるというイメージしかありませんでした。ところが、阪九フェリーの船内にはさまざまな設備があり寝室以外にも驚きのサービスがあることがわかりました。
船内に入ってびっくり?!
広いだけじゃない“つくし”
2015年12月3日の水曜日、神戸市内にある“阪九フェリー”へ行って取材を行いました。社員の方々にインタビューを行ったあと、“つくし”という船を特別に見学させてもらえることになりました。総トン数は約13,000トンで全長195mにもわたる大きな船が港にどっかりと構えていました。
さっそく中に入ってみると、乗用車等を通す道が広がっていました。
フロント |
部屋は上にあるようなので行ってみると…まるでホテルのような高級感あふれるロビーがありました。ゆったりとした空間で船にいることを思わず忘れてしまいそうになりました。
カラオケルーム |
ゲームコーナー |
部屋は等級に分かれていて、洋室と和室の両方がありました。あえて部屋の等級を下げて、家族向けの四人部屋を作ったところ、人気が出たようです。テレビや洗面台も置かれていました。船内はバリアフリーになっていて多目的トイレでは車いすが利用できるようになっていました。また、給湯室では赤ちゃんのミルクも作れるようです。他にもカラオケルームやゲームコーナーがあることに驚きました。
~阪九フェリーで働く人たちに聞いてみた!仕事のこと~
阪九フェリー株式会社
・総務課 課長…吉野勉さん
・総務課 課長…吉野勉さん
・業務課 課長 …山田利雄さん
・業務課 係長…渕上隆彦さん
1.阪九フェリーで働こうと思ったきっかけは?
「船にたずさわる仕事がしたかったからです。当時はバブルで民間より公務員の方が良いという考えもありました。」
「僕の出身は九州で、その地方のなかでは大きくて有名な会社だったので入りたいと思いました。」
2.仕事のやりがいは何ですか?
「やはり船を満席にして、定時出航ができたときにやりがいを感じます。」
3.最後に、仕事の楽しさを教えてください!
「“楽しい“というか嬉しいことではありますが、お客さんから『ありがとう』や『お世話になりました』とお礼を言われることが一番です。」
……ありがとうございました!!
もっと多くの人達に知ってもらいたい、最高の空間
今回阪九フェリーの“やまと
つくし”を見学して、船内の快適な空間は長旅にぴったりだと思いました。安い料金で提供しているため誰でも気軽に利用できることがわかりました。これからも多くの人達に利用され、愛され続けるフェリーであってほしいです。
取材協力 阪九フェリー株式会社
取材 松下優花