今では日本では珍しい音楽でもなくなったJAZZ、実は神戸が発祥という説があるのは知っていますか?
今回はJAZZが神戸にもたらされたルーツと、生のJAZZ演奏を店内で聴くことができるジャズ喫茶を紹介したいと思います。
日本にJAZZがやってきた日
日本にJAZZがやってきた日は1923年の4月、日本人プロバンドが神戸で演奏したとされています。(神戸市民文化振興財団調べ)そこから大阪、東京と日本中にJAZZ文化が広がっていったのです。
現在神戸には約40のライブハウスやジャズ喫茶があり、アマチュアの演奏やイベントも盛んです。そんな神戸のJAZZの演奏を聴くために老舗のジャズライブハウスに足を運びました。
レストラン&ジャズクラブ「SONE」
生のジャズ演奏が聴きたい!ということで大学を飛び出して訪れたのは1969年開業のジャズクラブ「SONE」。年中無休で毎日ジャズ演奏が聴けます。通常は夜からジャズ演奏が始まるのですが、日曜・祝日限定で昼からジャズ演奏が聴けるということで昼過ぎから演奏を聴きに行きました。
訪れたのは開場から30分以上前だったのですが、その時点でたくさんの人が並んでいて開場する頃には長蛇の列。お客さんの殆どが常連さんのようで「今日は誰が演奏してくれるんだろうなぁ」「今日も楽しみです」と話し声が耳に入ってきました。
SONE ホームページより |
この日のメンバーは、ヴォーカルが宮崎記子さん、ピアノは、今、売れっ子の志水愛さん、そしてベースは原満章さん、ドラムは岩高淳さんという編成です。
店内に入るとそこはまるで別世界、広々とした空間に暗めの証明、常に流れるジャズ音楽、店内の中央にセッティングされている楽器、心を落ち着かせてくれるゆったりとした雰囲気に包まれていてとても良い時間を過ごせました。
演奏は全6曲聴きました。ピアノの心地の良いメロディ、ウッドベースの重厚な音色、ドラムの胸が踊るようなリズムとどの曲も楽器それぞれの良さが出ていて、ボーカルも加わるとさらに曲の立体感が増してJAZZ音楽の世界に引き込まれました。
(この日演奏された曲)
グルーヴヤード、オンリートラストユアハート、オールモストライフビーインギンラブ、ノーモアブルーズ、アイ・ウィント・トゥ・ビー・ハッピー、あなたのそばに
初めてジャズ喫茶を訪れて生のジャズ演奏を聴いて、もっと聴きたい! もっとJAZZを知りたい! と感じました。次は友達を誘ってゆっくりとしていこうかなと思います。
【参考】ジャズ喫茶「SONE」
取材:稲田龍一